マニラ、フィリピン発 — 激しい嫉妬により、34歳の男性が彼の兄により殺害され、妻と赤ちゃんも重傷を負った事件が、一昨日ダバオ市カリナン地区のBrgy, Wanganで発生しました。
亡くなった被害者はジェイ・パンディアンさんで、体に深い切り傷を負い、さらに大きな石で顔を打たれたことが命取りとなりました。
被害者の妻であるガーリー・リンデさんは、頭と体に切り傷を負い、重体です。一方、11か月の赤ちゃんは足に切り傷を負いましたが、容態は改善しているとのことです。
警察は、39歳のジュン・アンソニー・パンディアン容疑者を逮捕し、殺人と2件の殺人未遂の罪で起訴しています。
ダバオ市警察の調査によると、事件は午前3時頃、被害者の自宅で発生しました。警察によれば、パンディアン一家が熟睡している間に、容疑者が侵入し、弟のジェイさんを襲撃し、その際に妻と赤ちゃんも巻き添えになりました。
調査によると、容疑者は弟が自分の妻と飲酒しているのを見て嫉妬し、二人が関係を持っていると非難しました。容疑者は妻を問い詰め、弟との不倫を責めたため、妻は恐怖のあまり子供たちを連れて家を飛び出し、パイナップル畑に隠れました。
その後、激怒した容疑者は新しい刃のイタック(※)を手に取り、弟の家に押し入り、寝ているところを無言で襲撃しました。さらに、被害者の顔に大きな石を落とし、即死させました。
【用語解説】
– イタック(※): フィリピンで一般的に使われる大きなナイフや鉈のこと。