MMDA、500件以上の洪水を記録

マニラ、フィリピン — メトロ・マニラ開発局(MMDA)は、ハバガット(※)と低気圧(LPA)が原因で、メトロ・マニラが浸水し、500件以上の洪水が報告されたと発表しました。

MMDAのロマンド・アルテス会長によれば、過去24時間にわたり強い雨が降り続き、メトロ・マニラは絶え間ない洪水に見舞われました。

アルテス氏によると、午前11時時点の最新データでは、洪水の件数は500件から273件に減少し、一部は側溝程度の深さにまで水が引き、他の200件以上は水が完全に引いたとのことです。

「24時間以内に、カマイニラン(※)全体で500件以上の洪水が発生しました」とアルテス氏は述べました。

MMDAは、洪水の影響を受けた道路に関するアドバイザリーを事前に発表しています。

「我々は準備を整え、この風と雨による挑戦に対応するために、絶え間なく働いています」とアルテス氏はさらに述べました。

アルテス氏は、500人の職員、6台のバス、2台の軍用トラック、2隻のゴムボート、4隻のアルミボート、そして500人以上の救助隊員が待機し、配備の準備が整っていると述べました。

一方、ナボタス市の地方自治体(LGU)は、水曜日にすべての公立および私立学校(幼稚園から大学まで)の対面授業を中止すると発表しました。

通知によれば、午前9時4分頃に1.9メートルの高潮とともに、依然として激しい雨が予想されています。

【用語解説】

– ハバガット(Habagat): フィリピンにおける南西モンスーンのこと。通常、6月から9月にかけて発生し、雨をもたらす。
– カマイニラン(Kamaynilaan): メトロ・マニラの別称。フィリピンの首都圏を指す。