マニラ、フィリピン発 — 継続的な降雨のため、ケソン市とマニラ市は災害状態の宣言を検討しています。
ケソン市では、QC第5地区のアイコ・メレンデス議員が自身のFacebook投稿で、市を災害状態にするための決議を提出する予定であることを共有しました。彼女によれば、当局は緊急会議を行う予定です。
「本日、緊急会議を開催します!ケソン市を災害状態にする決議を可決する予定です」とメレンデス氏は自身のFBページで述べました。
先に報じられたところによると、メトロマニラではすべての教育機関と政府機関が水曜日に休校・休業となっています。
一方、マニラ市のフランシスコ「イスコ・モレノ」ドマゴソ市長も、悪天候とハバガット(※)による雨と洪水の被害を受けて、市内で災害状態を宣言する計画を立てています。
サンタ・クルスとバセコの避難所を訪れた際、1,289人の避難者がいることを確認したドマゴソ市長は、市議会に災害状態の宣言を要請し、市政府と896のバランガイ(※)が災害基金にアクセスできるようにして、住民支援に役立てると述べました。
「明日、マニラ市議会に災害状態を宣言するよう要請します。その理由は、896のバランガイが災害基金にアクセスできるようにし、それをバランガイの支援に役立てるためです。同様に市政府も」と市長は述べました。
また、市長は、必要な住民への支援を続けることを保証しました。
さらに、市長は、雨と洪水による市内での犠牲者はまだ報告されていないことを確認しました。
「MSWDのディレクターと職員が温かい食事を用意し、後で市から受け取れる箱も用意しています… 昨夜の雨と洪水は非常に困難な状況でしたが、マニラではまだ犠牲者の報告はありません」と市長は付け加えました。
【用語解説】
– ハバガット(Habagat): フィリピンにおける南西モンスーンのこと。特に雨季に多くの雨をもたらす。
– バランガイ(Barangay): フィリピンの最小の行政区画で、日本の町内会や自治会に相当します。