DANTE PH – PAGASAからの最新情報です

DANTE PH – オーロラ東方で観測された低気圧域が熱帯低気圧に発達しました。こちらがPAGASAからの最新情報です。

フィリピンは南西モンスーンによる激しい継続的な雨と戦っている中、フィリピン責任区域内で2つの低気圧域(LPA)が観測されています。

1つの低気圧域は、利用可能なすべてのデータに基づき、ルソン南東部の東方で観測され、もう1つはカガヤンのカラヤン東方で観測されました。これらは熱帯低気圧に発達する可能性があり、最近のフィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)の午後5時の更新によれば、オーロラ東方で観測されたものが現在熱帯低気圧となり、「ダンテ」と命名されることになりました。

午後4時の時点で、ダンテの中心は中部ルソンの東北東1,115 km、または北部ルソンの東1,130 km(北緯18.3度、東経132.4度)に位置しています。中心付近の最大持続風速は45 km/h、最大瞬間風速は55 km/h、中心気圧は1000 hPaで、北北西に20 km/hの速度で移動しています。

現時点では、熱帯低気圧の風の信号は発令されていません。

更新によれば、南西モンスーンはダンテ、バタネス東方の低気圧域、ベトナム上空の熱帯サイクロン「ウィファ」によって強化されています。

強化された南西モンスーンは、以下の地域に強風からガル風をもたらすでしょう。

予報によると、ダンテは「今夜から明日(7月23日)にかけてフィリピン海上を北または北北西に移動し、その後琉球諸島と東シナ海に向かって北西に進む」とされています。木曜日または金曜日にフィリピン責任区域を抜ける見込みです。

ダンテは、7月23日には熱帯暴風に発達する可能性があります。

【用語解説】

– PAGASA: フィリピン大気地球物理天文局。フィリピンの気象予報機関。
– フィリピン責任区域(PAR): フィリピンが気象監視を行う責任を持つ区域。
– 南西モンスーン: フィリピンに雨をもたらす季節風。