カビテ州、災害事態を宣言

カビテ州、フィリピン — 激しい洪水による広範な被害のため、カビテ州政府は昨日、「災害事態宣言」を発表しました。

州議会で承認された決議案第3882-2025号に基づき、カビテ州全域が災害事態に指定されました。

アベング・レムラ知事のFacebookページの投稿によれば、州全域の災害事態宣言は、「セビア・トロピカル・ストーム・クリシング」によって強化されたハバガット(※)の広範な影響によるものです。

州の地図の約80%が水没し、水位は腰を超えるほどに達したことが判明しました。

数百の家族がさまざまな避難所に移され、倒木や家屋の破壊も発生しています。

洪水の増水により、多くの道路が通行不能となり、いくつかの川が氾濫し、多くの橋が通行できなくなっています。

州での災害事態宣言の目的は、政府機関が迅速に行動し、即時の支援を提供し、被災者の復旧を行い、災害対策のための資金を活用して、すべてのカビテ州民が安全で保護されることを確保することです。地方自治体の職員や救助隊も州全域を巡回しています。

【用語解説】

– ハバガット(※): フィリピンでの南西モンスーンのこと。主に5月から10月にかけて吹き、雨季をもたらす。