ビコールで14.7万人と作物が洪水被害

フィリピン、アルバイ州レガスピ市発 — カビコラン地域では、Habagat(※)や台風クリシング(※)、ダンテ(※)、エモング(※)による連続した悪天候の影響で、29,942家族、つまり147,990人が被害を受け、初期の被害額は10,953,868ペソに達しました。

民間防衛局5(OCD-5)の広報担当者であるグレミル・アレクシス・ナズ氏が発表したデータによると、被害を受けた住民の多くは、アルバイ州のポランギ、ジョベラル、オアス、タバコ市の町々からで、14,891家族、つまり73,996人が洪水や地滑りの影響を受けています。カマリネス・ノルテ州のカパロンガ、ダエット、ホセ・パンガニバン、ラボ、パラカレ、サンタ・エレナの町々では6,225家族、つまり31,125人が、カマリネス・スル州のミナラバック、ナブア、パサカオ、ナガ市では1,737家族、つまり8,788人が、カタンデュアネス州のバト、ギグモト、パンダン、サン・アンドレス、ビガ、ビラックでは6,084家族、つまり29,643人が、またマスバテ州のアロロイとミラグロスでは965家族、つまり4,434人が被害を受けています。

地域の社会福祉開発省(DSWD)の事務所からは、約700万ペソ相当の食料、非食料品、金銭的支援が提供されました。アルバイ州ポランギの町では、16家族、つまり51人が避難所に避難しました。

農業省(DA)からOCD-5への報告によれば、カタンデュアネス、マスバテ、カマリネス・スルの各州で、漁業機械、設備、特に高価値作物の被害額は初期段階で10,953,868.30ペソに達しています。

【用語解説】
– Habagat(ハバガット): フィリピンで南西から吹く季節風で、雨季に多くの雨をもたらす。
– クリシング(台風): フィリピンで発生した台風の名前。
– ダンテ(台風): フィリピンで発生した台風の名前。
– エモング(台風): フィリピンで発生した台風の名前。