司法省、デ・リマ氏の無罪判決に異議

マニラ、フィリピン — フィリピン司法省(DOJ)は、元上院議員で現在はマママヤン・リベラル党(Mamamayang Liberal partylist)代表のレイラ・デ・リマ氏の違法薬物事件に関する有罪判決を求めたモンティンルパ市地方裁判所第204支部への再審請求を取り下げることを決定しました。

検事総長リチャード・アンソニー・ファドゥロン氏は、司法長官ジーザス・クリスピン・レムラ氏との協議の後、政府の検察官たちが提出した上訴を取り下げることを決定したと述べました。

フェイスブックページ「インシュアラーズ・フォー・グッド・ガバナンス」に投稿されたビデオで、レムラ氏は次のようにコメントしました。「今朝、検事総長と話し、私たちの下にいる人々が政治的な議題を追いかけているため、この愚行をやめるように伝えました。法的な議題ではないので、私がこの事件を引き継ぎます。」

州検事ラモンシート・ビエンベニード・オカンポ氏を中心とする検察官たちの上訴により、証人ラファエル・ラゴス氏の証言撤回が先の証言を無効にするには不十分であるとされ、控訴裁判所(CA)はデ・リマ氏の無罪判決を下級裁判所に差し戻すよう命じました。

【用語解説】

– マママヤン・リベラル党(Mamamayang Liberal partylist): フィリピンの政党の一つで、リベラルな政策を掲げています。