マニラ、フィリピン — 昨日、フィリピン保健省(DOH)は、医師の処方箋なしにドキシサイクリンを使用しないようにと一般の方々に注意を呼びかけました。
ドキシサイクリンは、ネズミの尿で汚染されている可能性のある洪水に浸かることで感染するレプトスピラ症に対抗するための抗生物質です。
DOHによると、この抗生物質を誤って服用すると、細菌に対する効果が失われる可能性があり、単純な感染症の治療がより困難になることがあります。
さらにDOHは、これが長引く、またはより深刻な病気につながる可能性があると述べています。
DOHは、「この抗生物質を使用する際には、正しい処方を受けるために医師の診察を受けてください」と助言しています。
DOHは以前、ハバガット(※)や台風によって国内のいくつかの地域で発生している大雨による広範囲な洪水のため、レプトスピラ症に対する注意を呼びかけていました。
【用語解説】
– ハバガット(※):フィリピンでの南西モンスーンを指し、特に雨季に多くの雨をもたらす気象現象。