マルコス大統領の2025年施政方針演説(SONA)— 本日7月28日、第20回国会とフィリピン国民に向けて、大統領が施政方針演説を行う予定です。
上院と下院は、本日早朝にそれぞれの会議を開き、マルコス・ジュニア大統領の第4回施政方針演説に先立ち、上院議長と下院議長を決定する選挙を行いました。
上院では、19対5の投票結果でチズ・エスクデロ上院議員が上院議長に選出されました。彼は第18回国会でも上院を率いていたティト・ソット上院議員を破りました。複数の上院議員は、エスクデロ氏の指導に問題はないとし、彼が引き続き上院を率いることを望んでいると述べています。
下院では、マーティン・ロムアルデス下院議長もその地位を維持しました。以前の報道によれば、大統領のいとこであるロムアルデス氏を支持する下院議員が270人以上いるとされていました。そのため、エスクデロ氏とロムアルデス氏は、前回の施政方針演説でマルコス・ジュニア大統領の隣に座っていたのと同じ席に着くことになります。
複数の上院議員と下院議員が、年次行事のために早くからバタサン・パンバンサ(※)に到着しました。チズ・エスクデロ上院議長とマーティン・ロムアルデス下院議長は、2025年の施政方針演説が行われる中、ボンボン・マルコス大統領の隣に座っています。
しかし、サラ・ドゥテルテ副大統領は、マルコス大統領の2025年施政方針演説には出席しないことが既に確認されています。彼女は、下院が施政方針演説を聞くことが彼女の責務の一部であると主張したことに対し、大統領の話を聞くことを義務付ける法律はないと述べています。
ドゥテルテ氏に加えて、大統領の妹であるアイミー・マルコス上院議員も、兄の2025年施政方針演説を欠席する予定です。彼女は、台風の被災者に救援物資を配ることの方が今は重要だと考えていると述べています。
上院のドゥテルテ派の一部議員も、大統領の施政方針演説に出席しない予定です。ボン・ゴー、ロビン・パディリャ、バト・デラ・ロサ各上院議員がそれに該当します。
本日、バタサン・パンバンサの外では、複数の抗議団体とマルコス支持者が集まりました。大統領の支持者たちはプログラムを用意していませんが、大統領の演説を一緒に聞きたいと考えています。
以下は、マルコス大統領の2025年施政方針演説の進行中の更新情報です。
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【用語解説】
– バタサン・パンバンサ(Batasang Pambansa): フィリピンの国会議事堂の名称。