国際刑事裁判所(ICC)の審理で、ジュリア・モトック判事がロドリゴ・ドゥテルテ氏の弁護団に警告を発しました。
ロドリゴ・ドゥテルテ氏に関するICCの審理で、国際刑事裁判所のジュリア・モトック判事は、公開セッションで証人や被害者の詳細を漏らしたことに対し、弁護団に警告しました。
元大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏の事件に関する起訴事実確認審理は、国際刑事裁判所(ICC)の予審部Iの前で終了しました。審理を担当したのは、ジュリア・アントアネラ・モトック判事(主審)と、レイン・アデライド・ソフィー・アラピニ・ガンソウ判事、マリア・デル・ソコロ・フロレス・リエラ判事です。
判事たちは今後、審議を開始します。裁判所規則第53条に基づき、予審部は確認審理の終了から60日以内に書面による決定を出す義務があります。
ICCのマンディアイ・ニヤング副検事は以前、ドゥテルテ氏が「3件の殺人および殺人未遂について人道に対する罪で刑事責任を負う」と表明しました。国際刑事裁判所の検察官は、2013年から2018年の間に少なくとも76件の殺人に関与したとして、ドゥテルテ氏を3件の人道に対する罪で起訴しました。
起訴事実確認審理の4日目であり最終日、モトック判事はドゥテルテ氏の弁護団に対し、「編集に関する部の決定を尊重するように」と警告しました。これは、前日のライブ配信中に弁護団の主任弁護士ニコラス・カウフマン氏が証人や被害者に関する詳細を述べた際に、一部が編集されカットされたことを受けたものです。
モトック判事はセッションの冒頭で次のように述べました。
「ニコラス・カウフマン氏、どうぞ進めてください。ただし、編集に関する部の決定を尊重しなければなりません。さもなければ、被害者と証人を保護するために、毎回あなたを中断せざるを得なくなります。」
振り返ると、ドゥテルテ氏は昨年3月にマニラで逮捕され、オランダに直行し、以来シェベニンゲン刑務所のICC拘置ユニットに収監されています。
【用語解説】
– ICC(国際刑事裁判所):国際的な刑事事件を扱う裁判所で、国家間の紛争や人道に対する罪などを審理します。
– 予審部:国際刑事裁判所において、起訴前に事件の審理を行い、起訴の可否を判断する部門です。
