2025年7月28日月曜日の早朝、リサール州タイタイのバランガイ・サン・イシドロで、2人の少年が家の外に干してあったズボンを盗む様子がCCTVに捉えられました。
映像には、14歳と17歳の2人の未成年がロヨラ通りを歩いている姿が映っていました。彼らは周囲を慎重に見回した後、1人が家のグリルに登り、物干しに干してあったズボンを取っていました。ズボンを手に入れると、彼らはすぐにその場から逃げ去りました。
バランガイの職員によると、彼らはCCTVカメラを監視している際にこの行為を目撃し、すぐに対応したとのことです。職員は少年たちを近くのコンピューターショップまで追跡し、そこで彼らを追い詰め、バランガイホールに連れて行き調査を行いました。
「『若者たちはコンピューターショップにいましたので、そこで彼らを追い詰め、バランガイに連れて行きました』とバランガイ・サン・イシドロの臨時責任者ドミナドール・ペニャランダ氏が述べました。
容疑者たちは、盗んだズボンをすでに捨てたと述べました。彼らは、そのズボンが古すぎて保管する価値がないと思い、橋の近くに投げ捨てたと主張しました。後に、彼らはズボンを売ってそのお金でコンピューターショップで遊ぶ計画だったと認めました。
「彼らはズボンを橋の近くに捨てたと言っていました。なぜなら、手に入れたズボンが古いからだそうです」とペニャランダ氏は付け加えました。
バランガイは、未成年であることを考慮し、適切な処置を行うために未成年者を女性・子どもに対する暴力(VAWC)オフィスに引き渡しました。
この事件は地元住民の間で懸念を引き起こし、学校に通っていない若者へのより良い指導と支援を求める声が上がりました。また、地域社会の警戒心と若者の軽犯罪を防ぐための価値観の強化の重要性を強調する声もありました。
【用語解説】
– バランガイ(Barangay): フィリピンの最小行政区画で、日本の町内会に相当します。
– コンピューターショップ(Computer shop): インターネットカフェのような場所で、コンピューターを使用してゲームをしたりインターネットを利用したりできる施設です。
– 女性・子どもに対する暴力(VAWC): Violence Against Women and Childrenの略で、女性や子どもに対する暴力を防止し、支援するためのフィリピンの政府機関です。