8月の祈り:共生を願う教皇のメッセージ

バチカン市国—教皇レオ14世は、8月の祈りの意向として「共存の促進」を掲げております。

7月29日に公開されたビデオメッセージで、教皇は信者たちに対し、「共存が困難に思える社会が、民族、政治、宗教、またはイデオロギーの理由で対立の誘惑に屈しないように祈ってください」と呼びかけました。

プレスリリースによれば、今月のビデオはイエズス会コミュニケーション財団(JesCom)との協力で制作されました。

ビデオの中で、教皇レオは今月の祈りの意向のために特別に作られた祈りを朗読しています。

イエスよ、我らの歴史の主よ、

忠実な伴侶であり、生きた存在であるあなた、

私たちに会いに来ることを決してやめないあなた、

ここに私たちは、あなたの平和を必要としています。

恐怖と分裂の時代に生きています。

時には、私たちが一人であるかのように行動し、

互いを隔てる壁を築き、

私たちが兄弟姉妹であることを忘れています。

主よ、私たちにあなたの霊を送ってください、

私たちの中に再び

理解し合い、聞き合い、

尊敬と慈悲をもって共に生きる願いを呼び覚ましてください。

対話の道を探る勇気を与えてください、

紛争に対して兄弟愛の行動で応じ、

違いを恐れずに他者に心を開くことができるように。

橋を築く者にしてください、

国境やイデオロギーを超えることができるように、

心の目で他者を見ることができるように、

すべての人に侵すことのできない尊厳を認識できるように。

希望が花開く空間を作るのを助けてください、

多様性が脅威ではなく、

私たちをより人間らしくする豊かさである場所を。

アーメン。

このビデオによる祈りの意向は、教皇の世界祈りネットワークによって推進されており、毎月の教皇の祈りの意向を広める役割を果たしています。

【用語解説】

1. イエズス会コミュニケーション財団(JesCom) – イエズス会が運営するメディア組織で、宗教的なメッセージを広めるための活動を行っています。
2. 教皇の世界祈りネットワーク – 教皇の祈りの意向を世界中に広めるための組織で、毎月の祈りのテーマを推進しています。


出典