【バチカンとフィリピン、外交関係75周年を迎える】
バチカンとフィリピンは今月、マニラで記念ミサを行い、外交関係75周年を祝います。
使徒座大使館によりますと、4月8日にマニラ大聖堂で行われるミサは、フィリピン国民への奉仕における教会と国家の協力を記念するものです。
「今回の記念日は、特に人間の尊厳、平和、社会正義の促進や脆弱なコミュニティへの支援において、バチカンとフィリピン政府の新たな協力を強調します」と使徒座大使館は述べました。
外交関係は1951年4月8日、教皇ピウス12世の在位中にエルピディオ・キリノ大統領の下で正式に樹立されました。
その日に、1899年から存在していた使徒代表部は使徒座大使館に昇格し、教皇の使節に完全な外交的地位が与えられました。
この変化により、教皇の代表者は大使の地位を得て、外交団の長として認識されることとなりました。
使徒座大使館はしばしば「教皇の家」と呼ばれ、フィリピンのカトリック教徒に対するバチカンの牧会的関心と、フィリピンとの関係に対するコミットメントを反映しています。
過去数十年にわたり、12人の使徒座大使が奉仕し、地域教会の生活や社会、人道的、道徳的問題における協力を支援してきました。
フィリピンは、1970年に東南アジアへの初の教皇訪問を行ったパウロ6世教皇を皮切りに、4回の教皇訪問を受け入れています。「これは地域における教会の重要性の高まりを示しています。」
ヨハネ・パウロ2世教皇は1981年にマニラを訪れ、フィリピン人として初めて列福されたロレンソ・ルイスの列福式を行いました。これはバチカン外で初めての列福式でした。
2015年には、フランシスコ教皇が台風ヨランダ(ハイエン)の被災者に連帯を示し、史上最大規模の教皇群衆を集めました。
使徒座大使館によれば、訪問した教皇のうち、聖パウロ6世と聖ヨハネ・パウロ2世は後に列聖され、その訪問の意義が深まりました。
【用語解説】
– 使徒座大使館: バチカンの外交代表部で、教皇の使節が駐在し、現地のカトリック教会との関係を調整する機関。
– 使徒代表部: 使徒座大使館に昇格する前の、教皇の使節が駐在する機関。
