レプトスピラ症で13名死亡、予防策に課題

マニラ、フィリピン — サン・ラザロ病院は、レプトスピラ症の患者13名が亡くなったと報告しました。

サン・ラザロ病院のデイビッド・スプリコ氏によりますと、現在までにこの病気で病院に運ばれた患者は104名に上っています。

スプリコ氏によれば、患者の多くはレプトスピラ菌に対する予防薬を服用していなかったとのことです。この菌はネズミの尿に含まれています。

これは、政府の病院やバランガイの健康センターでその薬が無料で利用できることを知らないためかもしれないと彼は述べています。

保健省(DOH)は、最近のハバガット(※南西モンスーン)と連続した台風によるメトロマニラの大規模な洪水の後、レプトスピラ症の症例が増加することを予想していました。

スプリコ氏はさらに、洪水に浸かった後に発熱した場合は、すぐに医師の診察を受けるようにと助言しています。

【用語解説】
1. サン・ラザロ病院 – フィリピンの公立病院で、感染症治療で知られています。
2. レプトスピラ症 – ネズミの尿に含まれるレプトスピラ菌による感染症。
3. バランガイ – フィリピンの最小行政単位で、地域コミュニティを指します。
4. ハバガット – フィリピンの南西モンスーンで、雨季に影響を与える風。
5. 保健省(DOH) – フィリピン政府の保健行政を担う機関。


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