フィリピンの飛翔哺乳類「カグワン」、アポ山での貴重な出現
フィリピン環境天然資源省ソックスサージェンによりますと、4月13日から18日にかけて行われたアポ山自然公園での生物多様性モニタリング活動中に、フィリピンの飛翔哺乳類「カグワン」(学名:Cynocephalus volans)が記録されました。
この目撃情報は、アポ山自然公園保護管理事務所(PAMO)コタバトが実施した生物多様性モニタリングシステム活動中に記録されたもので、保護地域内の野生生物の存在を追跡するものです。
夜行性のこの哺乳類は、最初マヤピスの木で休んでいるところを観察されましたが、カラスに襲われたため、アルモンの木へと素早く滑空し、濃い葉に隠れました。
「カグワン」という名前にもかかわらず、実際には真のキツネザルではなく、飛行能力も持ちません。カグワンは皮翼目に属し、膜を使って最大100メートルの距離を滑空する能力で知られています。
「夜行性かつ樹上性の種であり、若葉や花、果実を食べるカグワンは、森林生態系において重要な役割を果たしています。また、滑空膜内で子を運ぶ独自の母性行動を示します。南フィリピンにおける固有種としての存在が続いていることは、アポ山自然公園内の森林生態系が健全かつ無傷であることを示しています」と、環境天然資源省ソックスサージェンは述べました。
【用語解説】
– カグワン:フィリピンに生息する飛翔哺乳類で、皮翼目に属します。
– アポ山自然公園:フィリピン南部に位置する自然保護区で、多様な生態系を持っています。
– 生物多様性モニタリングシステム:保護地域内の野生生物の存在を追跡するための活動です。
