国家安全保障会議(NSC)は、フィリピン政府と共産党(CPP)・新人民軍(NPA)・国家民主戦線(NDF)との間での全国的な和平交渉の復活提案に反対しました。
NSCによると、このような動きは、現在のフィリピン国民の願望や利益に合致しておらず、むしろ地域社会の平和と発展に重きを置いていると述べました。
国家安全保障顧問のエドゥアルド・SL・オバン・ジュニア氏は、国防長官のジルベルト・C・テオドロ・ジュニア氏を支持し、公式交渉への復帰は政府が安全保障問題で達成した成果を損なう可能性があると主張しました。
オバン氏は、CPP-NPA-NDFを長年武装闘争に関与しているグループとし、全国的な和平交渉の再開が失敗に終わることが繰り返されるならば、もはや有益ではないと述べました。
「フィリピン国民は、長年失敗に終わってきた交渉の復活を求めていない」とオバン氏は述べ、国民は安全、雇用、正義といった具体的な利益をより必要としていると強調しました。
NSCは、過去数十年の和平交渉が長期的な平和をもたらさなかったばかりか、一部のグループが勢力を再び強化するために利用したと指摘しました。
同庁によれば、和平交渉が地下ネットワークの再編成や一部地域での武装活動の継続につながることがあるとしています。
現在、多くの地域社会が政府の地方プログラムや住民と当局の協力を通じて、徐々に平和を実現しつつあると指摘しました。
NSCは、全国的な交渉ではなく、地方レベルでの平和イニシアティブの継続を主張し、「地方共産主義武装闘争を終わらせるための国家タスクフォース」などの政府機関によるプログラムを通じた取り組みを強調しました。
また、オバン氏は、政府が通常の生活に戻りたいと考える個人に対しては常に門戸を開いているが、全国的な和平交渉の下で武装闘争に正当な場を与えることは許さないと述べました。
【用語解説】
– CPP-NPA-NDF: フィリピン共産党(CPP)、新人民軍(NPA)、国家民主戦線(NDF)の総称で、フィリピンにおける反政府勢力。
– NSC: 国家安全保障会議の略称で、フィリピン政府の安全保障政策を統括する機関。
– National Task Force to End Local Communist Armed Conflict: 地方共産主義武装闘争を終わらせるための国家タスクフォースで、フィリピン政府の平和構築プログラムの一環。
