中国産違法肉製品を押収、販売業者逮捕

マニラ、フィリピン — 犯罪捜査局(CIDG)の職員は、パサイ市で販売されていた中国からの違法な肉製品が入った約20箱を押収しました。

CIDGのクリストファー・アブラハノ局長が受け取った報告によりますと、2025年8月5日にパサイ市のカルティマールにあるミニマートで、禁止されている輸入鶏肉を販売していたところを現行犯で逮捕された「ゼルジェイ」という通称の事業者も拘束されました。

押収されたものには、北京ダック、イエローチキン、ブラックチキン、そしてカエルの肉など、中国からの家禽製品が含まれていました。

これらの製品は、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)ウイルス株が人に感染する可能性があるため、農業省によって禁止されています。

アブラハノ氏は、国家の責務として、特に食品に関して消費製品の適切な検査と監視を通じて、公共の安全を確保することが重要であると説明しました。

容疑者は、フィリピン共和国法第9296号(フィリピンの肉検査法)および共和国法第7394号(フィリピンの消費者法)に違反し、健康に危険な製品の違法販売の罪に問われています。

【用語解説】
1. カルティマール – パサイ市にある有名なショッピングエリアで、特にペットや輸入品の市場として知られています。
2. 高病原性鳥インフルエンザ(HPAI) – 鳥類に感染するウイルスの一種で、人にも感染する可能性があるため、特に注意が必要です。


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