マニラ、フィリピン — 学校でのあらゆる種類のいじめや差別を防ぐため、ケソン市政府と教育省ケソン市校区事務所(DepEd QC)は、すべての公立および私立学校で反いじめキャンペーンを共同で推進しています。
この「BAD(いじめと差別)ヤン!」プログラムは、いじめや差別のケースに対する知識を強化し、報告を促進し、介入を強化することを目的としています。
「すべての生徒が尊重され、意見が聞かれ、保護される環境で学ぶことができるべきです。ケソン市では、学校は成長の場であるべきで、恐怖の場であってはなりません。この新しいキャンペーンを通じて、私たちは子どもたちの声がいじめによって黙らされることがないようにするというコミットメントを再確認します」とケソン市長ジョイ・ベルモンテ氏は述べました。
このイニシアチブは、身体的および言葉によるいじめだけでなく、サイバーいじめやデジタルハラスメントからも生徒、保護者、教師を守ることを目指しています。
また、このキャンペーンはゼロ・ディスクリミネーション(※差別ゼロ)を推進し、どの生徒もその個性、宗教、生活状況、外見、障害に関わらず学校で保護されることを保証します。
「いじめとの戦いは学校だけで勝てるものではありません。家族、コミュニティ、リーダーたちの協力が必要です。『BADヤン!』を通じて、すべてのケソン市民が子どもたちを守り、思いやりと責任感のある市民に育てるために団結します」とベルモンテ市長は付け加えました。
ケソン市地方自治体は、いじめや差別が子どもにストレスや自己不信を引き起こす可能性があると考えています。
教育省は、校区の役員、校長、教師と共に、キャンペーンの実施を積極的に支援することを約束しました。
「学校は生徒にとって第二の家であり、安全を守ることは私たちの義務です。すべての学習者が尊重され、保護される場所であり続けるために、私たちはできる限りのことを行います。『BADヤン!』は覚えやすいメッセージですが、変革を促す力を持っています」と校区監督官カーリーン・セディラ氏は述べました。
【用語解説】
1. BAD(いじめと差別)ヤン! – いじめと差別に対する反対を示すキャンペーンの名称。
2. ゼロ・ディスクリミネーション – 差別を一切許さないという方針。
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