マラボン市で高額麻薬取引の容疑者逮捕

マニラ、フィリピン — マラボン市で一昨日の夜に行われたおとり捜査により、ハイバリューインディビジュアル(HVI)とされる2人の薬物容疑者が逮捕されました。

マラボン警察署長のアラン・ウミピグ警察大佐によりますと、逮捕されたのはナボタス市の38歳の「サルバ」と、ダガット・ダガタン、バランガイ・ロンゴスの46歳の「エンディング」として知られる人物です。

ウミピグ氏が北部警察区(NPD)のジェリー・プロタシオ警察准将に提出した報告によれば、ステーション薬物取締部隊(SDEU)の捜査員が、フィリピン麻薬取締局(PDEA)と協力して、容疑者の違法薬物活動に関する情報を受けておとり捜査を実施しました。

午後11時45分に、買い手を装った警察官と容疑者が会うことに合意し、その結果、バランガイ・パンフロのアギラール通りで容疑者が逮捕されました。

容疑者からは、推定50.4グラムのシャブ(メタンフェタミン)が押収され、その価値は342,720ペソと見積もられています。また、おとり捜査で使用された現金も押収されました。

容疑者に対しては、2002年包括的危険薬物法(R.A. 9165)の第II条第5および第11節に違反したとして、マラボン市検察庁にて予審手続きを通じて訴追される予定です。

【用語解説】
1. ハイバリューインディビジュアル(HVI): 警察が特に重要視する犯罪者や容疑者。
2. シャブ: メタンフェタミンのフィリピンでの通称。
3. フィリピン麻薬取締局(PDEA): フィリピンの麻薬取締機関。
4. ステーション薬物取締部隊(SDEU): 各警察署に設置されている薬物取締専門部隊。
5. 包括的危険薬物法(R.A. 9165): フィリピンの薬物規制に関する法律。


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