PAGASA最新情報 – フィリピンの気象庁は、猛烈な熱帯暴風雨ゴリオがフィリピンの領域に入ったと報告しました。
2025年8月11日(月)、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は、国内の最新の天気情報を発表しました。猛烈な熱帯暴風雨ゴリオとハバガット(※南西モンスーン)が国内の天候に影響を与える見込みです。
PAGASAの気象専門家であるダニエル・ジェームズ・ビラミル氏は、猛烈な熱帯暴風雨ゴリオが今後12時間以内に台風に発達する可能性があると報告しました。南西モンスーンは他の地域に雨をもたらすでしょう。
ゴリオは2025年8月10日(日)の夜にフィリピン責任区域に入りました。最後に確認された位置は、ルソン島北端の東1,305 kmの地点です。
猛烈な熱帯暴風雨は、中心付近で最大風速110キロメートル毎時、最大瞬間風速135キロメートル毎時で、西に向かって時速25キロメートルで移動しています。
「今日の天候に直接的な影響は予想されていません。ゴリオが今後3日間で国内に直接影響を与える可能性は低いです」とビラミル氏は述べました。
気象庁は、影響を受ける地域の住民に対し、中程度から時折激しい雨や激しい雷雨による急な洪水や地滑りの可能性に備えて、予防措置を講じるよう勧告しています。
一方、ルソン島北端の沿岸水域の状態は中程度であると予想されています。国内の残りの地域では、海の状態は穏やかから中程度になるとPAGASAは報告しています。
「モーターバンカ(※小型船)や同様のサイズの船の船員は、海に出る際には予防措置を講じ、可能であれば、未経験者や装備の整っていない船での航行を避けるべきです」とビラミル氏は付け加えました。
ゴリオは8月13日(水)の夜または8月14日(木)の早朝にフィリピン責任区域を離れると予想されています。
【用語解説】
1. ハバガット: 南西モンスーン。フィリピンで雨季をもたらす風。
2. モーターバンカ: 小型のモーター付きボート。フィリピンの沿岸地域で一般的に使用される。
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