サラ・ドゥテルテ副大統領、告発に対し証拠不足と主張
サラ・ドゥテルテ
上院で行われている弾劾裁判の4日目において、サラ・ドゥテルテ副大統領がフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領、リザ・アラネタ=マルコス夫人、そして当時の下院議長マーティン・ロムアルデス氏に対する「脅迫」について、検察側と弁護側が激しく対立しました。
議論は、副大統領が自身に対する陰謀が成功した場合、マルコス・ジュニア大統領、ファーストレディ、そして当時の下院議長を暗殺するための人物を雇ったとされる発言を中心に展開されました。
副大統領側は、この発言を表現の自由の一環として正当化しました。一方で、国家捜査局(NBI)のジェレミー・ロトック地方局長は、「サラ・ドゥテルテ副大統領の『脅迫』は表現の自由には該当しない」と主張しました。彼によると、それが表現の自由と見なされるならば、国に混乱を招くとしています。
フィリピン国民に向けた声明の中で、サラ・ドゥテルテ副大統領は、告発に対する証拠が不足していると以前から主張していることを改めて述べました。
「存在しない脅迫を繰り返し主張し、存在しない暗殺者をでっち上げ、それを裏付けるための証拠を捏造している」と副大統領は述べました。
サラ・ドゥテルテ副大統領によれば、告発を支持するための証拠を捏造しても「虚構が事実に変わることはない」とし、むしろそれは公共機関の信頼性を損ない、国民の信頼を失わせ、政府の資源を浪費し、真実の追求を腐敗させると述べました。
副大統領は声明の中で、弾劾手続きは「憶測や作り話、根拠のない告発ではなく、信頼できる証拠に基づくべきだ」と強調しました。彼女によれば、法の支配の基礎は事実であり、虚構ではないとしています。
副大統領は、弾劾裁判の初日から一度も出席していません。以前、サラ・ドゥテルテ副大統領は上院を訪れましたが、それは弾劾裁判に出席するためではありませんでした。
国家捜査局長がドゥテルテ副大統領の「脅迫」が表現の自由に該当しないと主張する中、ロビン・パディラ上院議員は、NBI地方局長ジェレミー・ロトック氏に対して、彼に対する告発について助言をしました。
【用語解説】
– フェルディナンド・マルコス・ジュニア:フィリピンの現職大統領。
– サラ・ドゥテルテ:フィリピンの副大統領。
– 国家捜査局(NBI):フィリピンの主要な捜査機関。
