フィリピン結婚減少 同棲選ぶカップル増加

フィリピンでは、結婚を選ばずに同棲を選ぶカップルが増えており、ここ10年で登録された結婚件数が大幅に減少していることが、フィリピン統計庁(PSA)のデータから明らかになりました。

2014年から2024年にかけて、登録された結婚件数は13.5%減少し、429,723件から371,825件に落ち込みました。PSAのマリッツァ・グランデ副国家統計官は、この減少の大きな原因の一つとして、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックを挙げています。ロックダウンや制限措置により、多くの結婚式が延期または中止されたためです。

パンデミック以外にも、経済的な課題、ライフスタイルの変化、個人の嗜好の変化がこの傾向の主な要因とされています。多くの若いフィリピン人が結婚を先延ばしにしたり、結婚を全くしないことを選んだりしており、一部の人々は長期的な同棲を好む傾向にあります。

結婚件数の減少にもかかわらず、結婚する人々の平均年齢はほぼ変わらず、女性は通常28歳頃、男性は30歳頃に結婚しています。2月は依然として結婚式が最も多い月で、年間平均46,130件の結婚式が行われていますが、11月は最も少なく、年間約20,368件です。

この家族形態の変化は出生統計にも影響を与えています。2023年の市民登録および出生統計データによると、未婚の親から生まれた赤ちゃんは約842,000人で、結婚しているカップルから生まれた605,000人を上回っています。この数字は、フィリピンにおける家族の形態が変化していることを示しており、経済的な理由や個人の選択、社会規範の変化により、より多くのフィリピン人が伝統的な結婚以外の選択肢を選んでいることを浮き彫りにしています。

【用語解説】
– フィリピン統計庁(PSA):フィリピンの国家統計機関で、人口や経済などの統計データを収集・提供しています。


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