DPWH(公共事業道路省)のビンス・ディゾン長官は、洪水対策プロジェクトに割り当てられた政府資金の不正使用を非難し、一部のプロジェクトが地域社会を洪水から守る目的ではなく、腐敗のために利用されていると主張しました。
この洪水対策の不正問題は、2025年7月28日にフェルディナンド・“ボンボン”・マルコス・ジュニア大統領が第4回国民演説(SONA)で取り上げたことをきっかけに全国的な注目を集めました。大統領は疑わしい洪水対策プロジェクトに対する懸念を表明し、責任追及を求め、この問題をより一層公の目にさらしました。
ディゾン長官は、2026年7月24日(金)のテレビ局でのインタビューで、フィリピンの主要な河川系を中心に複数の洪水管理マスタープランが存在することを説明しました。これらのプランは、各地域や河川流域の特定のニーズに応じて個別に設計されています。
「洪水管理のマスタープランはそれぞれ異なります。通常、国の主要な河川にはそれぞれのマスタープランがあります」と述べました。
「問題は、第一に多くが古くなっていることです。第二に、ここ数年の不正行為に直接関連しているのは、これらのプランが遵守されていないことです」と述べました。
ディゾン長官によると、承認された洪水管理プランに従わないことが、過去数年間に明らかになった不正行為と直接関連しているとのことです。これらのプランからの逸脱が、引き続き調査されている不正の原因となっていると示唆しました。
ディゾン長官はさらに強い表現で、一部の洪水対策プロジェクトが本来の目的である洪水からの公共の保護ではなく、腐敗の手段として利用されていると主張しました。
「今では洪水対策プロジェクトが盗むために使われていることがわかっています」と結論しました。
一方、マルコス大統領は2026年7月27日(月)に第5回国民演説を行う予定です。多くのフィリピン国民が、このスピーチを注視し、物議を醸した洪水対策の不正問題に対する政府の取り組みや、責任を追及するための進展についての最新情報を期待しています。
【用語解説】
– DPWH: フィリピンの公共事業道路省。インフラ整備や道路建設を担当する政府機関。
– SONA: フィリピン大統領が毎年行う国民に向けた政策演説。
