サンディガンバヤン、ボン・レヴィリア元上院議員の公金横領事件で100万ペソの保釈を認める
サンディガンバヤン(※フィリピンの反汚職裁判所)は、ブラカン州パンディでの約9,280万ペソの架空の洪水制御プロジェクトに関与したとされる事件で、ボン・レヴィリア元上院議員の保釈申請を認めました。
裁判所は、検察側がこの段階で保釈を拒否するに足る強力な証拠を提示できなかったと判断しました。その結果、レヴィリア氏は他の法的理由で拘束されていない限り、100万ペソの現金保証金を支払うことで一時的に釈放されることが可能となりました。
しかしながら、同裁判所はレヴィリア氏の共犯者とされる元公共事業道路省(DPWH)の職員6人の保釈申請を却下しました。サンディガンバヤンは、彼らに対する証拠が十分に強力であり、裁判が続く間、拘留を続けるべきだと判断しました。
オンブズマン(※フィリピンの公的監察官事務所)によると、被告らは実際には建設が行われていないにもかかわらず、洪水制御プロジェクトが完了したと宣言したとされています。また、プロジェクトの全予算である9,280万ペソの支出を裏付けるために、虚偽の成果報告書や請求書、支出書類を作成したとされています。裁判所による現地検査では、洪水制御施設が建設されていないことが確認されたと報告されています。
この事件は現在も進行中であり、被告の有罪または無罪についての最終的な判断はまだ下されていません。今回の決定は、被告が保釈されるか、裁判が続く間拘留されるべきかを判断するものに過ぎません。
【用語解説】
– サンディガンバヤン: フィリピンの反汚職裁判所で、公務員の不正行為を審理する特別裁判所。
– オンブズマン: フィリピンの公的監察官事務所で、政府の不正行為を監視し、告発する機関。
