タギッグで5人逮捕、シャブ3.4百万ペソ押収

マニラ、フィリピン — 南部警察区(SPD)の地区麻薬取締部隊(DDEU)は、タギッグ市で木曜日の夜に行われたバイバスト作戦で、3.4百万ペソ相当のシャブ(※メタンフェタミンの一種)を押収し、5人の重要人物(HVI)を逮捕しました。

SPDによると、南部メトロマニラでシャブのディストリビューターである「ジャム」という通称の人物が主要なターゲットであり、作戦が行われた際に彼と一緒にいた他のHVIとされる「ジョージ」、「ベイリン」、「ヌールルホダ」、および「モネラ」も逮捕されました。作戦は2025年7月10日午後8時57分にタギッグ市ナピンダン地区コロラド通りで実施されました。

P/Major Cecilio Tomas Jr.によれば、DDEUの作戦には地区情報部門とタギッグ市警察署のサブステーション5が協力しました。

ジャムからは100グラムのシャブとマーキングされたお金が押収され、ジョージからは50グラム、ベイリンからも50グラム、モネラからも50グラムが見つかりました。ヌールルホダは250グラムを茶色のバッグに入れて所持していました。

5人の容疑者は、2002年包括的危険薬物法(Republic Act 9165)違反の疑いで、タギッグ市検察庁での予審手続きに付されました。

【用語解説】

– シャブ(メタンフェタミンの一種): フィリピンで広く使用されている違法薬物で、覚醒剤の一種です。依存性が高く、健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。
– バイバスト作戦: 麻薬取引を摘発するために警察が行う潜入捜査の一種で、麻薬の売買が行われる現場で逮捕を行います。
– 重要人物(HVI): 麻薬取引において特に重要な役割を果たすとされる人物を指します。警察の捜査において優先的に逮捕が目指されます。