ボンボン・マルコス大統領は、第20回国会に対して2026年の国家予算を「迅速に制定」するよう促し、フィリピンのために協力することを呼びかけております。
2025年7月28日にバタサン・パンバンサ(※フィリピン国会議事堂)で行われた第4回国情演説(SONA)において、マルコス・ジュニア大統領は、政府の計画と「一致しない」予算提案は承認しないと誓いました。彼によれば、そのような提案は差し戻し、必要であれば再制定された予算にすることも可能であると述べました。
しかし、大統領の発言について意見を求められた際、上院議長のチズ・エスクデロ氏は、国会には依然として「財布の権限」があると強調しました。一方で、マラカニアン(※フィリピン大統領府)は、国会に対して「財布の権限」を乱用せず、可能な限り審議を公開するよう求めました。
下院議長のマーティン・ロムアルデス氏は、予算審議中に「監視機関」を許可することを求める決議を提出し、可決しました。彼は、この動きが大統領の意図に沿ったものであると強調しました。
本日早く、予算管理省(DBM)は、6兆7930億ペソの国家支出計画(NEP)を下院に提出しました。国会は、2026年のために行政府が設定した予算配分案についての審議を開始する予定です。
GMAニュースの報道によれば、2026年の国家予算に関する審議を前に、ボンボン・マルコス大統領は国会に対して予算を「迅速に制定」するよう呼びかけました。また、国の未来のために政府の各部門が協力することを求めました。
「国会の尊敬すべきメンバーの皆様に、この予算を迅速に制定するようお願い申し上げます。我々の国の潜在能力を最大限に引き出し、未来に備えた世代を育て、バゴン・ピリピナス(※新しいフィリピン)という夢を実現しましょう」と述べました。
報道によれば、ボンボン・マルコス大統領は、フィリピンが繁栄の目標に向かって進んでいると述べました。さらに、フィリピンが特にアジア太平洋地域において、他国のリーダーとなる準備が整っていると主張しました。
「しかし、パンデミックから回復したとはいえ、まだ再建すべきことが多く、達成可能なことも多いと認識しています。我々は、特に次世代のために、明るい未来を保証するという共通の責任を見失ってはなりません」と大統領は表明しました。
2026年の国家予算案の優先受給者と各省庁に提案されている予算額について、大統領は次のように述べました。
予算審議を前に、副大統領のサラ・ドゥテルテ氏は、マルコス政権を引き合いに出し、OVP(副大統領府)の提案予算が削減されることをすでに見ていると主張しました。
【用語解説】
1. バタサン・パンバンサ: フィリピン国会議事堂。
2. マラカニアン: フィリピン大統領府。
3. バゴン・ピリピナス: 新しいフィリピン。フィリピンの国家ビジョンや改革を指す。
4. OVP: Office of the Vice Presidentの略で、副大統領府を指します。
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