偽ブランド靴9百万円相当を押収、逮捕者も

マニラ、フィリピン — クリミナル・インベスティゲーション・アンド・ディテクション・グループ(CIDG)の職員が、パサイ市の3つの倉庫を急襲し、9百万ペソ以上の価値がある偽造の靴やサンダルを押収しました。

CIDGのクリストファー・アブラハノ局長によりますと、8月7日の午後10時ごろ、アンチ・フロード・アンド・コマーシャル・クライムズ・ユニット(AFCCU)が捜索令状に基づき、パサイ市のバランガイ77にある靴とサンダルの3つの倉庫に侵入しました。これは、フィリピン共和国法第8293号(フィリピン知的財産法)の第155条(侵害)に違反したためです。

また、アブラハノ氏は、逮捕された容疑者が「ゼン」という仮名で呼ばれる37歳の中国国籍の倉庫の所有者であることを明らかにしました。

当局は、2,764足の偽造Vansの靴、285足のCrocsのスリッパ/サンダル、9足のPumaの靴を発見し、これらの価値は9,147,000ペソに上ります。

アブラハノ氏は、企業の知的財産権を保護する必要性を強調しました。

「ゼン」は、フィリピン共和国法第8293号(フィリピン知的財産法)の第155条(侵害)、第168条(不正競争)、および第69条(虚偽の説明または表示)に関連する第170条(罰則)に違反したとして告発されました。

【用語解説】
1. CIDG(クリミナル・インベスティゲーション・アンド・ディテクション・グループ) – フィリピン国家警察の一部で、犯罪捜査を専門とする部門。
2. AFCCU(アンチ・フロード・アンド・コマーシャル・クライムズ・ユニット) – 詐欺や商業犯罪を取り締まる専門部隊。
3. バランガイ – フィリピンの最小の行政区画。
4. フィリピン共和国法第8293号 – フィリピンの知的財産法を規定する法律。
5. 知的財産権 – 創作物や発明に対する法律上の権利。


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