空港で逃走劇!麻薬容疑者を逮捕

フィリピン、マニラ発 — 土曜日、ザンボアンガ・デル・スル州のパガディアン市にある空港の滑走路で、逃走中の麻薬容疑者がセキュリティを突破し、緊張が高まりました。

フィリピン民間航空局(CAAP)とパガディアン市警察の合同報告によれば、サミーという仮名で呼ばれる容疑者に対する追跡作戦は、午後12時15分頃に市内のムリカイ地区(Brgy. Muricay)で始まりました。

しかし、容疑者は降伏することなく走り続け、パガディアン空港の滑走路20の制限区域にまで達しました。

これを受けて、バランガイの警備員、警察官、そして空港のセキュリティ担当者が協力し、滑走路上で容疑者を追い詰めました。

容疑者は空港敷地内で護送され、直ちにパガディアン市警察の管理下に置かれ、適切な捜査と訴追が行われることになりました。

捜査によると、容疑者は市内のカウィット地区(Brgy. Kawit)の住民で、麻薬に関連する事件を抱えているとのことです。

一方、セキュリティ侵害があったにもかかわらず、CAAPによれば、飛行機の運航は通常通りで、空港の施設や設備にも損害はなかったとされています。

「CAAPは、フライトに影響はなく、空港施設や設備にも損害がないことを公衆に保証しました」とCAAPは述べています。

【用語解説】
1. バランガイ(Brgy.): フィリピンの最小行政区画で、村や町内会に相当します。
2. カタカナ表記: フィリピン特有の地名や人名を示すために使用される表記法。


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