マニラ、フィリピン — バンサモロ自治地域(BARMM)のアブドゥルラオフ・マカクア首席大臣は、大統領特別補佐官(SAP)アントン・ラグダメオ・ジュニア氏の、地域の平和プロセスの推進における重要な役割を称賛しました。
首席大臣の「首席大臣の時間」と題された演説で、マカクア氏はラグダメオ氏の国家政府の平和、発展、進歩に向けたイニシアチブへの積極的な参加を称賛しました。
マカクア氏によれば、ラグダメオ氏はマラカニアン宮殿と、地域に住むムスリム、キリスト教徒、非モロの先住民コミュニティとの直接的な橋渡し役を果たしています。
これに対し、コタバト州知事エミルー・タリーニョ・メンドーサ氏などの地元の役人も、ラグダメオ氏や他の国家政府の役人を通じたモロコミュニティへの平和と発展プログラムに対する行政の支援に感謝の意を表しました。
「これらの地域での平和プロセスから、近いうちにより実りある結果が得られることを期待しています」とタリーニョ・メンドーサ氏は述べました。
一方、マギンダナオ・デル・スル州知事ダトゥ・アリ・ミッドティンバン氏は、ラグダメオ氏を地元の平和構築プログラムや市の問題解決に引き続き参加させることを表明しました。
「彼らは近年、バンサモロ地域のいくつかの地域での統治と安全保障の問題に対処するのに貢献してきました」とミッドティンバン氏は述べました。
また、南コタバト州知事レイナルド・タマヨ氏は、ラグダメオ氏とマカクア氏がBARMMの領域外に住むモロコミュニティにも手を差し伸べていると述べました。
「私たちは、マラカニアン宮殿のMILF(モロ・イスラム解放戦線)およびモロ民族解放戦線(MNLF)との平和努力からも恩恵を受けています。ミンダナオの平和プロセスを支持することに決して躊躇しません」とタマヨ氏は付け加えました。
BARMM内閣官房長官モハド・アスニン・ペンダトゥン氏もこれを支持し、ラグダメオ氏のバンサモロ移行における重要で決定的な役割を強調しました。
「彼はBARMMの問題を大統領に伝える際の信頼できる橋渡し役であり、パートナーの一人として貢献してきました。SAPアントンは特にこの政権下でのバンサモロ移行において非常に重要で決定的な役割を果たしています」とペンダトゥン氏は述べました。
ラグダメオ氏は、BARMMの平和プロセスへの支援で認められている大統領平和和解統一顧問カリト・ガルベス・ジュニア氏と共に、この集会に出席しました。
【用語解説】
1. バンサモロ自治地域(BARMM): フィリピン南部に位置するムスリム自治地域。
2. マラカニアン宮殿: フィリピン大統領の公邸および執務室。
3. モロ・イスラム解放戦線(MILF): フィリピンのムスリム少数派の権利を求める武装組織。
4. モロ民族解放戦線(MNLF): フィリピン南部のムスリム地域の自治を求める組織。
5. SAP(大統領特別補佐官): 大統領を補佐する役職。
—
出典