カローカン市で、卒業を控えた学生が運転する車が木に衝突し、病院に搬送されました。
2025年8月16日(土曜日)、カローカン市のバランガイ173にあるコングレショナルロード沿いで、25歳の学生が運転する車が木に衝突し、病院に急送されました。
最初に現場に駆けつけたバランガイの救助隊によると、若者は卒業式のトガ(※学位授与式用のガウン)を受け取りに行く途中で事故に遭ったとのことです。救助隊が到着した時、彼は車のシートに横たわり、顔色が悪く汗びっしょりで、翌日に予定されている卒業式に出席できないのではないかと心配していました。
「私たちが到着した時、学生は車のシートに横たわっていました。顔色が非常に悪く、汗をかいていて、『明日が卒業式なのに』と言っていました」とバランガイ173の救助隊員、ジェンマ・サンガランさんが述べました。
彼の母親はニュースを聞いてすぐに現場に駆けつけました。学生は、車のフロアマットがアクセルに引っかかり、ブレーキを踏むことができなかったと母親に説明しました。
歩行者や他の車両に衝突することを恐れた彼は、さらなる被害を避けるために車を直接木にぶつけることを決断しました。その衝撃で彼は脚の骨折を含む複数の怪我を負いました。
「彼女が『どうしたの?何が起こったの?』と尋ねると、彼は『ママ、マットがアクセルに引っかかってしまったから、ブレーキを踏めなかったんだ。だから、誰かにぶつかる代わりに木にぶつけたんだ』と言いました」とサンガランさんが付け加えました。
被害者はすぐに最寄りの病院に搬送され、親族によって状態が安定していることが確認されました。
バランガイの救助隊は、自分の安全を犠牲にして他人を守ることを選んだ若者の冷静な判断を称賛しました。また、運転者に対して、フロアマットのような小さな部分であっても、車両を定期的に点検するようにと注意を促しました。これらは予期せぬ危険な状況を引き起こす可能性があるからです。
【用語解説】
– トガ: 学位授与式用のガウン。卒業式で着用する正式な衣装。
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