マニラ、フィリピン — ケソン市の地方政府は、マリブロ・クリークにおけるDPWH-NCR(公共事業道路省・国家首都圏局)の洪水対策プロジェクトを中止するよう求めています。
ケソン市地方政府によると、クリークに直接建設が計画されているマリブロ排水ポンプ場に対して異議申し立て書を発行しました。
ケソン市地方政府は、クリークに直接施設を建設することはフィリピンの水法に違反していると強調しています。なぜなら、そこは建設不可能な地域だからです。
さらに、このプロジェクトの設計は水路を狭め、上流のバランガイ(地区)でより深刻な洪水を引き起こす可能性があります。
地方政府は、プロジェクトの調整証明書の申請が承認されていないにもかかわらず、DPWHが建設の動員を続けていると付け加えました。
以前、マタラヒブ・クリークでも同様のプロジェクトが中止されましたが、それはタラヤン、スト・ドミンゴ、マサンボンなどのバランガイ(地区)および周辺地域でより深刻な洪水を引き起こしたためです。
ケソン市のジョイ・ベルモンテ市長は、すべての洪水対策プロジェクトは排水マスタープランに従って行われ、住民に対する効果的な解決策と洪水からの保護を確保すべきであると述べました。
【用語解説】
– DPWH-NCR: 公共事業道路省・国家首都圏局
– クリーク: 小川や細流のこと
– 排水ポンプ場: 洪水対策のための水を排出する施設