無許可美容クリニックで逮捕された2人のベトナム人

マニラ、フィリピン — ベトナム国籍の2名が、パラニャーケ市で無許可の美容クリニックを運営し、美容医療手続きを行っていたとして、国家捜査局(NBI)に逮捕されました。

NBIサイバー犯罪課(CCD)の報告によりますと、容疑者として特定されたグエン・テ・タン氏とマイ・クイ・ロック氏、別名「ドクター・ド・ティ・ビン」は、2025年8月15日にパラニャーケの美容クリニックで、捜査員が顧客を装って行ったおとり捜査で逮捕されました。

監視活動の結果、両名が医療手続きを行い、顧客に処方をしていることが確認されました。彼らの美容クリニックでは、オンラインで顎のフィラー、セクシーアラー・トリム、脂肪吸引、鼻形成術、眼瞼形成術、フェイスリフトなどを提供していました。

おとり捜査の前に、容疑者の一人が「ドクター・ド・ティ・ビン」としておとりの顧客に名乗り出たため、フィリピン専門職規制委員会(PRC)で確認したところ、医療行為を行うための特別一時許可または特別許可を持っていないことが判明しました。

容疑者たちは、1959年の医療法、2012年の共和国法10175号(サイバー犯罪防止法)、共和国法9711号(食品医薬品局法)、および共和国法10918号(フィリピン薬局法)に違反したとして、パラニャーケ市検察庁での予備審問に付されました。

【用語解説】
– サイバー犯罪防止法(Republic Act 10175):フィリピンにおけるインターネット上の犯罪を防止するための法律。
– 食品医薬品局法(Republic Act 9711):フィリピンにおける食品と医薬品の安全性を管理する法律。
– フィリピン薬局法(Republic Act 10918):フィリピンにおける薬局業務を規制する法律。


オリジナルサイトで読む