イリガン市に初のモール内ムスリム礼拝室オープン

イリガン市、初のムスリム礼拝室を開設

イリガン市のショッピングモール内で初めての専用ムスリム礼拝室が、8月15日に一般公開されました。

この施設は、ロビンソンズ・イリガンの3階に位置し、従業員や訪問者が祈りを捧げるためのスペースを提供しています。

リボンカット式典には、イリガン市長のフレデリック・シアオ氏、国家ムスリムフィリピン人委員会(NCMF)サテライトオフィス・イリガンの地方局長であるプリンセス・アルメラ・ルクマン氏、バンゴン・マラウィ商工会議所の会長であるサガル・パギオロンガン氏、イマーム・イスマイル・イブラヒム氏など、地元の役人やムスリムコミュニティの指導者が出席しました。

「この礼拝室の開設を全面的に支持するためにここに来ました。イリガンで大規模な施設、特にモールがこの重要なニーズを満たすのは初めてです。市政府だけでなく、ロビンソンズ・モールも包括性のための参加に開かれています。これが我が市で実現しているのを見て嬉しく思います」とシアオ市長は述べました。

ムスリム指導者たちは、この施設に感謝の意を表し、大型商業施設や十分なスペースを持つ学校に礼拝室を提供することを義務付ける条例を地元政府に求め、新しい施設をモデルとして挙げました。

「モールは単なる買い物の場ではなく、誰もが歓迎され、価値を感じ、尊重されるべきコミュニティスペースです。礼拝室は、包括性を促進し、多様なコミュニティを尊重し受け入れるスペースを提供するという我々のコミットメントの証です」と地域運営マネージャーのダニー・カマット氏は述べました。

「ロビンソンズ・イリガンに感謝します。これは私たちムスリムにとって大きな助けです。イリガンのすべてのモールの中で一歩先を行っています」と別の参加者は述べました。

この礼拝室は、2023年にジェネラル・サントスで開設された最初の施設に続く、同社による2番目のムスリム礼拝室です。

【用語解説】
– ロビンソンズ・イリガン:フィリピンのショッピングモールチェーンの一つで、イリガン市にある店舗。
– 国家ムスリムフィリピン人委員会(NCMF):フィリピン政府の機関で、ムスリムフィリピン人の権利と福祉を促進する。
– バンゴン・マラウィ商工会議所:マラウィ市の経済発展を支援するための商工会議所。


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