低気圧接近でフィリピンに雨の予報

PAGASA、低気圧がフィリピンの天候に影響を与えると発表

PAGASAの最新情報によりますと、低気圧が国内の一部地域に雨をもたらすと報告されています。

2025年8月22日(金曜日)、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は、国内の最新の天気予報を発表しました。低気圧とハバガット(※南西モンスーン)が国内の天候に影響を与える見込みです。

PAGASAは、フィリピン領域内で低気圧が監視されており、今後24時間以内に熱帯低気圧に発達する可能性があると報告しました。この低気圧は、アウロラ州バレールの東150キロメートルの地点で確認されました。

「もしこの低気圧が熱帯低気圧に発達した場合、中央ルソンおよび北部ルソンの一部地域では、陸地に近いため、直ちに熱帯サイクロン風信号1が掲げられる可能性があります」とPAGASAは述べています。

この低気圧は、メトロマニラ、イロコス地方、コルディリェラ行政地域、カガヤンバレー、中央ルソン、ラグナ、ケソン、リサール、カマリネスノルテ、カマリネススルで曇り空と散発的な雨および雷雨をもたらすでしょう、と同機関は付け加えました。

南西モンスーンは、ルソンの残りの地域、西ビサヤ、ネグロス島地域、ザンボアンガ半島、BARMM(※バンサモロ自治地域)、SOCCSKSARGEN(※南コタバト、コタバト、スルタン・クダラット、サランガニ、ジェネラル・サントス市)、ラナオ・デル・ノルテ、ミサミス・オクシデンタルでも同様の天候をもたらすでしょう。

ハバガットは、ビサヤとミンダナオの残りの地域でも、部分的に曇りから曇りの空と、局地的なにわか雨や雷雨をもたらすでしょう。

気象機関は、影響を受ける地域の住民に対し、中程度から時に激しい雨や激しい雷雨による急な洪水や地滑りの可能性に備えて、予防措置を講じるよう勧告しています。

国内の沿岸水域の状態は、PAGASAによれば、わずかにから中程度の状態になるでしょう。

【用語解説】
– ハバガット: 南西モンスーンのフィリピンでの呼称で、特に雨季に影響を与える風。
– BARMM: バンサモロ自治地域、フィリピン南部のムスリムが多く住む地域。
– SOCCSKSARGEN: 南コタバト、コタバト、スルタン・クダラット、サランガニ、ジェネラル・サントス市を含むフィリピンの地域。


オリジナルサイトで読む