マニラ、フィリピン — バレンスエラ市警察の職員は、カーナッピングの被害者を装って保険金を得ようと共謀したとして、2人の中国人を逮捕いたしました。
現在拘束されているのは、ブラカン州バランガイ・サントルの43歳の「ワン」と、マニラ市ビノンドのヌマンシア通りに住む52歳の「ヤン」で、いずれも事業家でございます。
バレンスエラ警察署長のジョセフ・タレント大佐によりますと、作戦部長のホセ・ヒゾン少佐が、8月17日にバランガイ・マルラスのジェイドガーデン・サブディビジョン前で「ワン」のトヨタ・フォーチュナーがカーナップされたという報告を受けました。
しかし、警察の調査により、「ワン」のSUVが交通事故に巻き込まれ、カローカン市の2ndアベニューにある自動車修理工場にあることが判明いたしました。
8月21日木曜日の夜、「ヤン」が「ワン」の事故車のナンバープレートを使用した別のトヨタ・フォーチュナーに乗っているのが目撃されました。
しかし、調査の結果、「ヤン」が運転していたSUVも「ワン」の所有であり、2人が共謀してSUVがカーナップされたと報告し、保険金を請求しようとしていたことが明らかになりました。
この2人は、偽証罪、ナンバープレートの不正移転、保険詐欺の容疑でバレンスエラ市検察庁に告発される予定でございます。
【用語解説】
– バランガイ(地区):フィリピンにおける最小の行政単位で、村や町内会に相当します。
– カーナッピング:車両を盗む犯罪行為を指します。