パサイ市警察署長のジョセリート・デ・セスト警察大佐によりますと、容疑者「バヨナ」という仮名の成人男性がカビテ州ダスマリニャスで逮捕されました。この人物は、マニラ警察地区(MPD)の地区戦術作戦センター(DTOC)に所属するジョマー・カリギラン巡査を射殺した後、NMAXのオートバイを運転して逃走したとされています。
デ・セスト氏は、調査の結果、カリギラン巡査の殺害の動機は強盗であると述べています。この事件は、夜8時頃、タフトアベニューとプリメロ・デ・マヨ通りの交差点、バランガイ90で発生しました。
被害者は、銃を持った男が彼のネックレスを奪おうとした際に抵抗したため、容疑者に銃撃されたとされています。警察官は応戦したものの、容疑者はすぐに逃走しました。また、二人の男性が流れ弾に当たりましたが、いずれも病院で安定した状態にあります。
この事件に関連して、8月1日にマカティ市で発生したフィリピン国家警察(PNP)ハイウェイパトロールグループ(HPG)の情報担当官への銃撃事件でも、容疑者たちが関与している可能性があります。この事件では、警察官のネックレス、携帯電話、そして支給された銃が奪われました。
【用語解説】
– NMAX: ヤマハのスクーターの一種
– PNP: フィリピン国家警察の略称
– HPG: ハイウェイパトロールグループの略称