オルモック市 – オルモック市のバランガイ・リロアンで、農作物の被害に腹を立てた農夫が犬に毒を盛ったとされる悲劇的な事件が発生しました。
レイテ州オルモック市のバランガイ・リロアンで、10匹の犬が死亡するという悲劇的な事件が起き、住民の怒りを引き起こしています。報道によれば、これらの犬は毒を盛られて死亡したとされ、農夫が自身のトウモロコシ畑への被害に腹を立てたことが原因とされています。
GMA 7の「ウナン・バリタ」のイヴァン・マイリナの報道によると、住民の一人が農夫がバナナの葉に載せたドッグフードを運んでいるのを目撃しました。その食べ物は後にトウモロコシ畑の中央に置かれました。翌日には、犬の一匹が痙攣を起こしているのが見られ、その後すぐに死亡しました。同じ場所でさらに9匹の犬が息絶えているのが発見され、故意の毒殺が疑われています。
住民たちは、農夫が作物の被害に怒りを覚え、悪意ある行動に及んだのではないかと疑っています。この事件でペットを失った住民の一人は、すでに正式な告訴を計画しています。
動物福祉活動家もこの農夫に対して法的措置を取っています。フィリピンの法律、特に1998年の動物福祉法（共和国法第8485号）およびRA 10631による改正では、正当な理由なく動物を毒殺または殺害することは犯罪とされています。有罪とされた場合、責任者は6ヶ月から2年の懲役、または₱30,000から₱100,000の罰金、もしくはその両方が科される可能性があります。残虐行為が伴う場合や、行為が繰り返されたり動物の死に至った場合には、罰則が増加する可能性があります。
犬が飼い犬であった場合、加害者は窃盗や財産損壊などの追加の罪にも問われる可能性があります。
動物虐待のケースは、バランガイの役人、地元警察、動物産業局、または認定された動物福祉団体に報告することができます。調査が続く中、関係者やペットの飼い主たちは、この事件で被害を受けた動物たちのために責任追及と正義の実現を当局に求めています。
【用語解説】
– バランガイ（※）：フィリピンの最小行政単位で、日本の町内会や自治会に相当する。
– ウナン・バリタ（※）：フィリピンのテレビ局GMA 7の朝のニュース番組の名称。