教皇レオ14世:司祭の不足はカトリック教会にとって「大きな不幸」
2025年8月28日 – 4:25 PM
教皇レオ14世は、2025年8月25日にバチカンでフランスの祭壇奉仕者たちと会見しました。(バチカンメディア)
教皇レオ14世は、8月25日にローマでフランスの祭壇奉仕者たちと会見し、フランスの王である聖ルイ9世の祝日に、司祭の不足はカトリック教会にとって「大きな不幸」であると述べ、彼らに「忠実に」祭壇での奉仕を続けるよう励ましました。
レオ14世は、教会が25年ごとに祝う聖年が「特別な機会」であることを若者たちに思い出させることからスピーチを始めました。そして、聖なる扉を通るとき、イエスが「私たちを『回心』させ、つまり彼に向かい、信仰と愛を深め、より良い弟子となり、永遠の命を見据えて私たちの人生を美しく良いものにする」ことを助けてくださると述べました。
彼は、特に「心の奥底でイエスと語り合い、ますます彼を愛する」ことによって、ローマに来る機会を利用するよう祭壇奉仕者たちに招きました。イエスは「あなたの最良の友、最も忠実な友になりたい」と願っているからです。
「イエスだけが私たちを救いに来る、他には誰もいない」
このことの「確かな証拠」として、若い祭壇奉仕者たちに「イエスは私たちを愛し、救ってくださる。彼は十字架で命を捧げて私たちのために命を与えてくださった」と説明しました。
「これは私たちのカトリック信仰における最も素晴らしいことです。誰も想像も期待もできなかったことです。天と地の創造主である神が、私たちのような被造物のために苦しみ、死ぬことを望まれたのです。神は死に至るまで私たちを愛してくださったのです!」と述べました。
聖体について、レオ14世はそれが「教会の宝、宝の中の宝」であると強調し、「神が愛のゆえに何度も何度も私たちにご自身を与えてくださる出会いであるため、キリスト教徒と教会の生活における最も重要な出来事である」と述べました。
「キリスト教徒は義務感からミサに行くのではなく、絶対に必要だから行くのです。神の命が無償で与えられる必要性のためです」と教皇は強調しました。
祭壇奉仕者たちが教区で提供する「非常に大きく寛大な」奉仕に感謝の意を表した後、レオ14世は彼らに「忠実に」奉仕を続けるよう招き、祭壇に近づくときに「祝われているものの偉大さと神聖さ」を心に留めるよう促しました。
聖体:祝賀の瞬間であり、また厳粛な瞬間
この意味で、彼は次のように付け加えました。「ミサは祝賀と喜びの瞬間です。イエスの前で喜びの心を持たないわけにはいきません。しかし、ミサは同時に、重みを帯びた厳粛な瞬間でもあります。あなたの態度、沈黙、奉仕の尊厳、典礼の美しさ、ジェスチャーの秩序と威厳が、信者を神秘の神聖な壮大さに引き込むようにしてください。」
この時点で、教皇は「熱心で寛大な若者たち」である祭壇奉仕者たちの良心に訴え、叙階された職務への呼びかけに耳を傾けるよう招きました。
祝福を授ける前に、レオ14世は励ましの言葉で出席者を送り出しました。「あなたたちの数とあなたたちを動かす信仰は大きな慰めであり、希望のしるしです。勇気を持って続け、ミサで奉仕することから来る誇りと喜びを周りの人々に証ししてください。」
【用語解説】
– 聖年:カトリック教会で25年ごとに祝われる特別な年。信者が罪の赦しを受け、信仰を深めるための機会とされる。
– 聖体:カトリック教会における重要な儀式で、パンとワインがキリストの体と血に変わるとされる。
– 叙階:カトリック教会における聖職者としての任命を受けること。