マニラ、フィリピン発 — クリミナル・インベスティゲーション・アンド・ディテクション・グループ(CIDG)は、ケソン市で行われたおとり捜査において、約2百万ペソ相当の乳製品を押収しました。
CIDGのロメオ・マカパズ准将が受け取った報告によると、CIDGマニラは、ケソン市ノバリチェスのグロッド地区に住む33歳の倉庫管理者、通称「ジェリー」と呼ばれる容疑者が関与する違法な活動についての情報を受け取りました。
容疑者から押収されたのは、食品医薬品局(FDA)に登録されておらず、営業許可(LTO)もない200箱のヒーリン・カンシ・ゴールド・ナノ・カルシウムおよびコロストラム製品です。
押収された製品の価値は2,000,000ペソにのぼります。
マカパズ准将は、政府が国民の健康と福祉を優先しているため、今回の押収が行われたと述べました。
2009年の「食品医薬品局法」(共和国法第9711号)に基づき、FDAの許可なしに食品を製造、販売、または流通させることは禁止されています。
さらに、マカパズ准将は、フィリピン国家警察(PNP)のニコラス・トーレ三世警察長官から、フィリピン国民を搾取したり欺いたりする者がいないようにするよう厳命されていると付け加えました。
【用語解説】
– クリミナル・インベスティゲーション・アンド・ディテクション・グループ(CIDG): フィリピン国家警察の一部門で、犯罪捜査と検挙を専門としています。
– ヒーリン・カンシ・ゴールド・ナノ・カルシウム: 特定の健康補助食品のブランド名で、カルシウムを含むとされる製品です。
– コロストラム: 初乳とも呼ばれる、出産直後に分泌される乳で、免疫力を高める成分が含まれているとされます。
– 食品医薬品局(FDA): フィリピンの政府機関で、食品や医薬品の安全性を監督しています。
– 営業許可(LTO): フィリピンで製品を製造、販売、または流通させるために必要な許可証です。