DPWHの幽霊プロジェクト、ラスピニャスで発覚

マニラ、フィリピン — ラス・ピニャス市における公共事業道路省(DPWH)の61のプロジェクトのうち、16が「ゴースト」または未完了であることが明らかになりました。これは、DPWH技術サービス担当次官のアドル・カンラス氏が確認したもので、そのうち8つは2025年のために4億1600万ペソの予算が割り当てられた洪水対策の取り組みです。

ラス・ピニャス単一地区代表のマーク・アンソニー・サントス氏によると、これらのゴーストおよび断片的なプロジェクトは、国民の資金の明らかな無駄遣いであり、国民の信頼を裏切る行為であると述べています。サントス氏は、監査委員会に対し、完全な監査を実施し、怠慢および可能性のある汚職に関与した責任者を追及するよう求めました。

これらの数百万ペソ規模のプロジェクトの多くは、4〜5の請負業者によって「独占」されているとされています。特定された「ゴースト」プロジェクトの一つは、バランガイ・マニュヨ・ドスにおける物議を醸しているC-5道路延長の6,540万ペソの改修工事で、ゼロ・ワン・コンストラクション・アンド・トレーディング株式会社/オムニコン・ビルダーズに発注されました。

DPWHラス・ピニャス–ムンティンルパ地区工学事務所の契約によれば、このプロジェクトは2025年2月12日に開始され、2025年4月12日に完了する予定でしたが、現時点で進捗はゼロパーセントで、ゼロ・ワン・コンストラクションがバランガイ・タロン1における2,890万ペソの多目的ビル建設も同様に、2025年1月31日に開始し、2025年8月28日に完了する予定でしたが、未だに進捗はゼロです。

さらに、DPWHがC-5道路延長に対して最大の予算を割り当て続けている理由についても疑問が呈されています。現地での明確な計画や実際のプロジェクトがないにもかかわらず、なぜこのような状況が続いているのかが問われています。

【用語解説】
– ゴーストプロジェクト: 実際には存在しない、または未完了のプロジェクトのこと。
– バランガイ: フィリピンの最小行政単位で、日本の「地区」に相当します。
– DPWH: フィリピンの公共事業道路省の略称です。


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