マニラ、フィリピン — ケソン市の地方自治体(LGU)によるデング熱やその他の雨季に一般的な病気を抑制するための強化されたキャンペーンが効果を上げています。
ケソン市保健局のパトリシア・アン・ボニファシオ医師によれば、浸水地域を巡回する職員による情報提供活動のおかげで、ケソン市民は雨季に特に洪水時に一般的に経験する病気に対して健康意識が高まっているとのことです。
ケソン市ジャーナリストフォーラムで、ボニファシオ医師は、ケソン市の住民が発熱を感じた際に市内の健康センターで診察を受けることに対して、以前より積極的になっていると述べました。
「以前は人々が健康センターで診察を受けるまでに5日から7日かかっていましたが、デング熱とレプトスピラ症の両方が発熱を症状とすることから、キャンペーンを強化した結果、今では2日間の発熱で直ちに健康センターで診察を受けるようになりました。」
また、ボニファシオ医師は、ケソン市で8月27日までに記録されたデング熱の症例が7,201件に達したものの、これが健康緊急事態を宣言する理由にはならないと明確にしました。なぜなら、これらの症例は流行の閾値には達していないからです。
【用語解説】
– デング熱: 蚊を媒介とするウイルス感染症で、発熱や発疹を引き起こします。
– レプトスピラ症: レプトスピラ菌による感染症で、発熱や頭痛、筋肉痛などの症状を引き起こします。