警察、マニラで「バサグ・コツェ」容疑者を逮捕
警察当局は、マニラで発生した「バサグ・コツェ」事件の背後にいる48歳の男性を逮捕し、再び拘留しました。
当局によりますと、事件は日曜日の午後6時30分頃、トンドのショッピングモールの駐車場で発生しました。容疑者は駐車中の車両の助手席側の窓を割り、ノートパソコンを盗んだとされています。
捜査官によれば、容疑者は非常に経験豊富で、窓ガラスを散らすことなくきれいに素早く割ったとのことです。警察は、窃盗全体が2分から5分程度で行われたと推定しています。
「彼は本当に熟練したバサグ・コツェで、窓ガラスが散らばらず、完全に押し出すだけでした。確かにベテランです。2分から5分の間で、それほど速いです」と、モリオネス警察署のギルバート・クルス警部補が述べました。
防犯カメラの映像には、容疑者が盗んだバッグを持って現場を離れる様子が映っていました。実際の侵入の瞬間は捉えられていませんでしたが、その映像は当局が彼の動きを追跡するのに役立ちました。
「彼の実際の犯罪の瞬間は見えませんでしたが、最初の防犯カメラで彼が歩いて出て行くのを見ました。その後、モールを出た時には、彼が持っているバッグが映っていました。そのバッグにはノートパソコンが入っていました」とクルス氏は付け加えました。
容疑者は犯罪に関する声明を拒否しました。警察の記録によれば、彼は2020年に同じ「バサグ・コツェ」手口でマカティで収監されていたことがあり、地域での複数の窃盗関連事件でバランガイ(地区)の監視リストにも載っていました。
容疑者は現在、モリオネス警察の拘置施設に拘留されており、窃盗と共和国法10591条(※銃器および弾薬の不法所持に関する法律)違反の罪に直面しています。
【用語解説】
– バサグ・コツェ:フィリピンで車の窓を割って物を盗む手口のこと。