マニラ、フィリピン — 大統領反組織犯罪委員会(PAOCC)は、2025年7月から行方不明となっている夫婦の実業家とそのパートナーに関して、5人の関心人物を注視しています。
PAOCCの事務局長であるギルバート・クルーズ次官によりますと、関心人物の一人は「ジェフ」という仮名の実業家で、7月6日にパシッグで彼らが出会った人物です。
クルーズ氏は、「ジェフ」という仮名の人物の完全な身元を明かすことを控えており、その説明を待っていると述べています。「彼だけではありません。私たちはさらに3人から5人の人物を見ています」とクルーズ氏は述べました。
記録によれば、ヘンリー・アンジェロ・パントラナさん(39歳)、妻のマージーさん(38歳)、パートナーのリチャード・カディズさん(30歳)は、7月6日にパシッグ市でSUVに乗っているのが最後に目撃されました。3人はタギッグのボニファシオ・グローバル・シティにある自宅から出発し、幹細胞や美容製品、総額2000万ペソの高級腕時計の取引のために「ジェフ」という仮名の人物と会う予定でした。
また、調査により、ヘンリー・アンジェロさんのATM口座から連続して引き出しが行われ、総額が数百万ペソに達していることが判明しました。
この事件はすでにタギッグ市警察と犯罪捜査局(CIDG)に報告されており、彼らもこの事件を調査しています。
同時に、被害者の所在に関する情報を提供した人に対して30万ペソの報奨金が提供されています。
【用語解説】
– PAOCC(大統領反組織犯罪委員会):フィリピン政府の組織で、組織犯罪に対抗するための特別な委員会です。
– CIDG(犯罪捜査局):フィリピン国家警察の一部門で、重大犯罪の捜査を担当しています。