中国軍艦2隻、フィリピン海域で監視活動

マニラ、フィリピン — フィリピン海軍は、バホ・デ・マシンロック(スカボロー礁)の海域で行われた海上戦闘演習中に、中国の軍艦2隻を監視しました。この演習は、アメリカ、オーストラリア、カナダの同盟海軍と共に行われました。

フィリピン海軍の西フィリピン海(WPS)担当スポークスパーソンであるロイ・ヴィンセント・トリニダッド少将によれば、監視された軍艦は中国人民解放軍海軍(PLAN)に所属し、パナタグ礁の南東40海里の地点で発見されました。

トリニダッド氏によると、軍艦の1隻はルヤン級誘導ミサイル駆逐艦で、もう1隻はジャンカイ級フリゲート艦です。

同氏は、中国のこれらの軍艦が遠距離から海上戦闘演習を監視していたものの、それ以外にはこの活動を妨害するような大胆な行動を取らなかったと述べました。これは、南部戦区司令部の出版物に出た報道とは異なる内容です。

海上戦闘演習の活動には、対潜水艦戦演習、海上物流と補給作戦の能力を試すための垂直補給(VERTREP)などが含まれていました。

【用語解説】
– バホ・デ・マシンロック(スカボロー礁):フィリピンと中国の間で領有権が争われている南シナ海の礁。
– ルヤン級誘導ミサイル駆逐艦:中国人民解放軍海軍の駆逐艦の一種。
– ジャンカイ級フリゲート艦:中国人民解放軍海軍のフリゲート艦の一種。


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