リゾートで化学物質漏れ、19人が病院搬送

マニラ、フィリピン — 火曜日の夜、タリサイ市のプーク地区にあるリゾートで化学物質が爆発し、その有毒な臭いを吸い込んだ19人が病院に搬送されました。

市災害リスク軽減管理評議会の報告によれば、爆発した化学物質は塩素と塩酸の組み合わせで、リゾート内のドラム缶に入っていたとのことです。

爆発した化学物質の悪臭はリゾートの訪問者やその周辺に住む住民にも届き、彼らは頭痛、嘔吐、目の刺激、呼吸困難を訴えました。

このため、被害者たちは応急処置を受けるために病院に搬送され、その中には体が非常に弱っている人もいました。

リゾートの管理人の一人の声明によれば、爆発が起きた際には、7人の訪問者がいて、その中には2人の未成年者と4人のスタッフが含まれており、悪臭が周囲に広がりました。

調査によると、リゾートのスタッフがプールの清掃に使用するために混ぜていた化学物質が原因で、3回の大きな爆発音がドラム缶から鳴り響き、化学物質が加熱されて爆発に至ったと考えられています。

タリサイ市のジェラルド・グラス市長は、この事件の調査が続く間、該当リゾートの一時的な営業停止を命じました。

【用語解説】
– バランガイ(地区):フィリピンの最小行政区画で、村や町内会に相当します。
– 塩素:プールの消毒などに使われる化学物質。
– 塩酸:強い酸性を持つ化学物質で、清掃などに用いられます。


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