パラワンでレプトスピラ症が急増、死者も発生

今年、パラワン州とプエルト・プリンセサでは、レプトスピラ症の症例が100件以上報告され、そのうち8人がこの病気で亡くなりました。

フィリピン保健省MIMAROPA地域疫学技術強化センターのデータによりますと、州全体での症例数は113件に達しています。

このうち、プエルト・プリンセサでは36件が報告され、4人が亡くなりました。ロハス町では28件が報告され、1人が亡くなり、ナラ町では10件が報告され、1人が亡くなっています。

ミンドロ東部、ミンドロ西部、マリンドゥケ、ロンブロン、パラワンを含むMIMAROPA地域全体では、レプトスピラ症の症例が212件報告され、そのうち30人が亡くなっています。

保健省によりますと、「レプトスピラ症を引き起こす細菌はネズミの尿だけでなく、他の微生物からも発生するため、洪水の水に入った後は24時間以内に医師や保健センターで診察を受けることが重要です」とのことです。

【用語解説】
– レプトスピラ症: ネズミの尿などを介して感染する細菌性疾患で、発熱や頭痛、筋肉痛などの症状を引き起こします。
– MIMAROPA: ミンドロ東部、ミンドロ西部、マリンドゥケ、ロンブロン、パラワンの各州を指すフィリピンの地域名。


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