マニラ、フィリピン — セブ市の港付近にある公共事業道路省(DPWH)地区エンジニアリング事務所が、怒りに満ちたデモ参加者たちによってトマトを投げつけられるという事態が金曜日の朝に発生しました。
セブ市警察の報告によりますと、複数のセクターからなるグループと若者たちが、同省の幽霊洪水制御プロジェクトにおける大規模な汚職を非難するための集会を行いました。
この集会には、バヤン-セントラルビサヤス、サンラカスセブ、カバタアン党リストが参加し、DPWHエンジニアリング事務所の前に集まりました。
デモ参加者たちは、同省の腐敗を象徴するとされる熟したトマトのバスケットとプラカードを手にしていました。
デモ参加者たちは、DPWHの幹部たちが、見えないプロジェクトや幽霊プロジェクトの実施を口実に公金を不正に流用していると非難しました。
また、デモ参加者たちは、セブ市での深刻な洪水の責任をDPWHの役人たちにあるとし、市民がその被害に苦しんでいると訴えました。
カバタアン党リストセブ市の副議長であるイアン・ピーター・グアンゾン氏は、このデモは非難の意を示すものであり、DPWHの役人たちに責任を取らせたいと述べました。
一方、DPWHセブ市地区の広報担当者であるマロウ・アビラ氏は、調査が進行中であるため、デモ参加者たちに冷静さを求めました。
【用語解説】
– DPWH(公共事業道路省):フィリピンの公共事業と道路の建設・管理を担当する政府機関。
– バヤン-セントラルビサヤス:フィリピンの地域組織で、社会問題に取り組む団体。
– カバタアン党リスト:フィリピンの若者を代表する政党リスト。