マニラ、フィリピン発 — マニラ市で交通取締を行う執行官たちが使用するボディカメラにより、不正行為を行う執行官や「カモテ(※)」ドライバーはもはや逃れられません。
これは、フィリピンの広東商工会議所がマニラ市に100台のボディカメラを寄贈したことに続くものです。
マニラ市長のフランシスコ「イスコ・モレノ」ドマゴソ氏によると、ボディカメラは交通取締の透明性向上や悪質なドライバーの取り締まりに大いに役立つとのことです。
ドマゴソ氏は、ボディカメラにより「カモテ(※)」ドライバーや不正行為を行う執行官、そして規則を守るドライバーや模範的な執行官の様子が記録されると述べました。これにより、交通違反に関する争いを防ぐこともできます。
また、ドマゴソ氏は、デニス・ビアヘ氏が率いるマニラ交通駐車局(MTPB)の業務改善の始まりでもあると強調しました。
「市民に規律を求めるのであれば、我々自身も規律を持ち、良い手本を示さなければなりません」とドマゴソ氏は述べました。
市長は、会長のケビン・リム氏、副会長のブルース・チュア氏、副会長のレオ・ライ氏、そしてメンバーのウー・グアン・タオ氏、ジャン・ジア・ミン氏、カイ・フェンルイ氏、ウェイジア・リ氏の指導の下でボディカメラを寄贈してくれた広東商工会議所に感謝の意を表しました。
一方、ドマゴソ氏はマニラ平和秩序評議会(MPOC)とも会合を行い、市内の平和と秩序を確保するための協議を行いました。
この会合にはマニラ警察区や様々なセクターが参加し、マニラの安全と秩序に関する問題に迅速に対応するため、各機関の連携を強化することを目的としています。
【用語解説】
– カモテ(※):フィリピンで交通ルールを無視するドライバーを指す俗語。もともとは「サツマイモ」を意味するタガログ語。