BARMMとFDA、偽薬・食品対策で協力

コタバト市、フィリピン — 7月10日木曜日、バンサモロ自治地域(BARMM)における健康プログラムをさらに強化するための協定がここで署名されました。

BARMMの保健省と保健省(DOH)の食品医薬品局(FDA)は、偽造薬品や食品、化粧品が市場に出回るのを防ぐための詳細を記した覚書(MoA)を策定しました。

BARMMの保健大臣であるカディル・シノリンディング・ジュニア博士によれば、BARMMに独自のFDAを持つことは、地域内で流通する製品の安全性と品質を確保するための具体的な一歩です。

「これは単なる制度的な成功ではなく、危険な製品や低品質な製品から我々のコミュニティを守る責任を明確に果たすものです」とシノリンディング博士は述べました。

さらに彼は、BARMM-FDAが文化的な問題やハラル基準に関する課題に対応し、自治地域としての目標を支援する道を開くと述べました。

DOHのアブドゥラ・ドゥママ・ジュニア次官は、MoAが国家と地域の政府間の効果的な連携を示していると述べました。

「MOHとDOH-FDAの協力は、安全で高品質な製品へのアクセスを広げ、BARMMを偽造薬品や安全でない食品から守る盾となるでしょう」とドゥママ博士は言いました。

DOH-FDAのパオロ・テストン局長は、技術支援の提供やBARMMの職員への訓練を含むプロジェクトの次の段階の迅速な実施の重要性を認識しました。

「BARMM-FDAは、公平で包括的な健康保護への重要な一歩です。規制を通じて、我々は市民の力と安全に対する権利を強化します」とテストン弁護士は述べました。

BARMM-FDAの主な目的の一つは、偽造薬品や危険な製品によるリスクをもたらす、長年の課題である弱い国境管理と規制監督の欠如に対処することです。

これに関連して、バンサモロ移行機構(BTA)議会は、地域FDA法案の提出と、安全で高品質な製品に関する公衆の知識を広めるための教育キャンペーンの準備を進めています。

【用語解説】

– BARMM(バンサモロ自治地域): フィリピン南部に位置するムスリム自治地域。
– FDA(食品医薬品局): 食品や医薬品の安全性を監視する政府機関。
– DOH(保健省): フィリピンの国民の健康を管理する政府機関。
– MoA(覚書): 合意事項を記した文書。