若き聖人カルロ・アクティスの遺物が初来日

巡礼の遺物「ミレニアル世代の聖人」がフィリピンを訪問

2025年9月8日 – 12:10 PM

カトリック教会で初のミレニアル世代の聖人となったカルロ・アクティスの巡礼遺物が、今年後半にフィリピンに持ち込まれると、教会の主催者が発表しました。

この遺物は、聖人候補の心臓を包み保護する膜である心膜の一部で、11月28日から12月15日までフィリピンに滞在する予定です。これは「祝福されたカルロ・アクティスの友人たち – フィリピン」によるものです。

この団体は2020年に設立され、特にフィリピンの若者の間でアクティスへの信仰を促進し、聖体と聖母マリアへの深い愛を育むことを目的としています。

「この歴史的な訪問は、フィリピン教会にとって、特に若者や家族にとっての刷新と祝賀の瞬間です。彼らは、聖体が本当に『天国へのハイウェイ』であることを思い出させてくれる若い聖人の証言に出会うよう招かれています」と述べています。

巡礼は、マロロスのデニス・ビリャロホ司教の司教指導のもと、遺物巡礼を担当する委員会との協力のもとで行われます。

アクティスは、2006年にイタリアのモンツァで15歳で白血病で亡くなり、2020年に列福されて以来、特に若いカトリック信者の間で、聖体への深い愛と信仰を広めるための技術の使用で世界的な信仰を集めています。

主催者は、教区、教会、学校、コミュニティに対し、遺物の到着に向けた準備を始めるよう奨励しています。巡礼の詳細なスケジュールは後日発表される予定です。

【用語解説】

– ミレニアル世代の聖人: 1981年から1996年に生まれた世代を指し、カルロ・アクティスはこの世代の中で初めてカトリック教会によって聖人に認定された人物です。
– 聖体: カトリック教会における聖餐の一部で、キリストの体と血を象徴するパンとワインを指します。
– 列福: カトリック教会において、ある人物が聖人に近い存在として認められる過程の一部で、正式に「祝福された者」として称えられることを指します。


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